こんにちは、Onsendiscoです!
今回は、Kawaii Future Bassの有名曲「Yunomi
Yunomi - インドア系ならトラックメイカー
上記が今回分析していくオリジナルの曲です。
Kawaii Future Bass ジャンルを広めた楽曲の一つで、ラップを交えた独創的なかわいい楽曲となっています。歌詞・ライミングなどについては他の方が詳しく解説していますので、今回は音楽的な部分に焦点を当てていきます。
キー
キーはCメジャーです。Kawaii Future Bassはメジャーキーの楽曲が多いですが、特にCメジャーが多い点はこの曲から影響を受けているのかもしれません。
コード進行
メインのコード進行は下記です。
F - G - Am - Em
F - G - Am - C
一部、歌詞の「眠気のピークにカフェイン投下」のあたりで下記進行になります。
Am - F - Am - C
Am - F
Am - G/B - C
基本的には前述したメインのコード進行で全て構成されています。
ディグリーネームだと下記です。
Ⅳ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅲm
Ⅳ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅰ
サブドミナント→ドミナント→トニックの代理→トニックとなってます。
いわゆる4561進行です。前回ご紹介したFuture Bassの代表曲、「Marshmello - Alone」とキーは違いますが同じ進行になります。
Aloneリリースの約1年後にインドア系〜がリリースされていますので、少なからず意識してのことではないでしょうか。(予想です)
こちらは比較的定番の進行となっており、1456進行の逆循環コードと言えそうです。
1456進行はより定番である1451進行より少し暗さのある進行となります。
Kawaii Future Bassに多い半音降下やメインの進行自体に7thコードは特に使われていないようです。
BPM
BPMは128です。Kawaii Future Bassの中では少し遅めの部類かと思います。この曲については、どちらかと言うと基礎にEDM寄りのメジャーなダンスシーンのリズムがあり、その上にFuture Bassの要素やKawaii要素が乗っているように思えます。
曲構成
構成は下記です。(ダンスミュージック表記)
イントロ|バースA|ビルドアップ|ドロップA|
バースA|ビルドアップ|ドロップA|ドロップB|ブレイクA
バースA|ビルドアップ|ドロップA|アウトロ
かなりオーソドックスな構成です。ドロップAを2回繰り返した後、ドロップBパートでKawaii Future Bassの特徴であるハーフテンポになります。
リズム
リズムは基本的にHouseのような4つ打ちのキックで進行しています。ドロップBのみKawaii Future Bassの特徴であるドロップでハーフテンポになる構成です。
かなりHouseやEDM寄りでダンスミュージックに馴染みがなくてもノリやすいリズムとなっています。
コード進行も併せてですがコードやリズムがベーシックでクセのない楽曲だからこそ、音色の可愛さやボーカルのラップが浮かずに際立っているとも言えそうです。
メロディ・音作り
木琴やマリンバのようなかわいい音色が使われています。
ほわんとしたシンセや、ベル系の音色などKawaii Future Bassらしさのある音色が多い印象です。
今回のまとめ
思っていた以上にトラックはベーシックな作りになっていて、かわいい音色やボーカルが際立つとともに、多くの人が聞きやすい曲となっていました!
この曲を分析してみて私もかなり勉強になりました。
こちらの記事も参考に、ぜひご自身でも曲の分析や作曲をしてみてください!