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【Future Bass】有名曲のコード進行・作り方・音作りを分析! Marshmello - Alone 【DTM】【LogicPro】

こんにちは、Onsendiscoです!

今回は、Future Bassの有名曲「Marshmello - Alone」のコード進行や作り方・音作りを分析していきます!

 

Marshmello - Alone

youtu.be

上記が今回分析していくオリジナルの曲です。

Future Bassの中で特に有名な曲で、ジャンルの特徴としてシンセベース・シンセサウンド・ボイスサンプル(ボーカルチョップ)が挙げられます。

またその独創的な楽曲と、ストーリー仕立てのPVも併せて特徴のある楽曲となっていますのでぜひ最後までご覧ください!

 

キー

キーはDメジャーです。

 

コード進行

メインのコード進行は下記です。

G - A - Bm - D

Cメジャーに直すと下記になります。

F - G - Am - C

ディグリーネームだと下記です。

Ⅳ - Ⅴ - Ⅵm - Ⅰ

サブドミナントドミナント→トニックの代理→トニック となってます。

こちらは比較的定番の進行となっており、1456進行の逆循環コードと言えそうです。

1456進行はより定番である1451進行より少し暗さのある進行となります。

 

最初のコードを転回系にすることで、階段状に上がっていくコード進行になっています。ベースでも同じく階段状になっていて、盛り上がりが強い構成になっています。

またこの楽曲では構成全体を通してこのコードの響きを使用している訳ではなく、メロディやベース・リズムが特に主役として使われている印象です。

 

BPM 

BPMは142です。Future Bassの中では平均的〜少しゆっくりしたテンポです。

 

曲構成

構成は下記です。(ダンスミュージック表記)

構成はApple musicなどストリーミングで主に配信されているバージョンの方で分析します。

イントロ|バースA|ビルドアップ|ドロップA|ブレイクA

バースB|ビルドアップ|ドロップB|ブレイクB|バースA|ドロップA|ブレイクA|

バースB|ビルドアップ|ドロップB|アウトロ

 

バースA・ドロップAと、バースB ・ドロップBを交互に展開することで、長いコードやメロディのリフに変化が生まれ飽きにくい構成になっています。

またブレイクBの後のバースA・ドロップAはビルドアップがなくあっさりとしていて、全体構成としてはブレイクBとブレイクAの繋ぎとも解釈できるかもしれません。

 

リズム

リズムはFuture Bassの特徴であるドロップでハーフテンポになる構成です。

 

また特徴的なリズムとして、3連符のリズムがドロップAには使われています。コード・キック・スネアが同時に鳴っており、かなり3連符のリズムを強調した曲と言えます。

 

メロディ

メインのメロディはこちらです。

コードに対して7thの音がメロディに使われていたりと、コード進行がシンプルな部分をオシャレな響きになるよう強調しているように感じます。

また短いフレーズでリフとして利用し登場頻度が高いメロディで、シンプルで頭に残るキャッチーなメロディと言えそうです。

 

音作り

Splice

上記のSpliceから各トラック別に音色が確認できます。またデータも入手可能ですので興味がある方はそちらもチェックしてみてください。

曲全体でボーカルチョップやPluck系サウンドが多用されています。

 

今回のまとめ

Future Bassの有名曲でしたが、リズムに特徴がありつつメロディがキャッチーで記憶に残りやすいような曲となっていました。

この曲を分析してみて私もかなり勉強になりました。

こちらの記事も参考に、ぜひご自身でも曲の分析や作曲をしてみてください!