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【Progressive House】有名曲のコード進行・作り方・音作りを分析! Avicii - Levels【DTM】【LogicPro】

こんにちは、Onsendiscoです!

今回は、Progressive Houseの有名曲「Avicii - Levels」のコード進行や作り方・音作りを分析していきます!

 

Avicii - Levels

youtu.be

上記が今回分析していくオリジナルの曲です。

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こちらの記事でも紹介しましたが、Progressive Houseの中でも有名な曲ではないでしょうか。ダンスミュージックをあまり知らない方でも一度は聞いたことがあるかもしれません。

 

キー

キーはC#マイナーです。海外のダンスユージックはマイナーキーが使用されるケースが多く、この楽曲についてもマイナースケールで構成されています。

 

コード進行

メインのコード進行は下記です。

C#m - E - B - A

progressive Houseの特徴としてリフが長い点が挙げられますが、この曲ではこのコード進行が曲全体に渡って使用されています。

リフの中でのコード進行自体は同じですが、転回系で下記のようにバリエーションがあります。

ディグリーネームだと下記です。

Ⅰm - ♭Ⅲ - ♭Ⅶ - ♭Ⅵ

トニック→トニックの代理→ドミナントの代理→トニック・サブドミナントの代理 となってます。

メジャースケールに馴染みがあると♭Ⅶのコードが入っているのは珍しく感じますが、マイナースケールでは♭Ⅶコードが多く使用されます。構成音自体はシンプルです。

 

BPM 

BPMは126です。一般的なHouseジャンル程度のテンポです。

 

曲構成

構成は下記です。(ダンスミュージック表記) 

今回はメジャーなRadio Editバージョン(本人がオリジナルより短くRemixしたバージョン)の構成となります。

(イントロ)|バースA(ビルドアップ)|ドロップA|

バースA|ビルドアップ|ドロップA|ドロップB|ブレイクA|バースC|ブレイクB

バースA|ビルドアップ|ドロップA|ドロップB|(アウトロ)

Progressive Houseの特徴として、ビルドアップのスネアロールがないことが特徴です。

また比較的ブレイクが長く大きな流れの中で抑揚がつけてあります。

イントロ、アウトロと表記はしましたがメロディやコード進行は同じのためあまり区別はない印象です。

ダンスミュージックの中では構成の境目の判断が難しいため参考程度にどうぞ!

 

リズム

一般的なHouseと同じ4つ打ちのリズムで、クラップ音が2拍目と4泊目に入っています。

 

メロディ

全体を通して同じメロディのリフとなっています。リズムはシンプルですがシンセの音の重ね方などでリフの中でバリエーションを出しています。

 

音作り

SuperSawが中心ですが、ピアノ音源をコンプで潰したような音がコードで鳴っています。またメロディにはサチュレーションで歪ませた深めのリバーブがかかったような音も入っています。メロディの区切りにはピッチベンドが多く使われています。

全体的に音に厚みを持たせつつ、サイドチェーンを強めにキックを前に出しているようなミックスです。

下記の動画が再現度が高いので参考にどうぞ!

youtu.be

 

 

今回のまとめ

リフやコードの構成音などはシンプルですが、コードの進行や音作り、ミックスや構成に独創性がある曲でした!

この曲を分析してみて私もかなり勉強になりました。

こちらの記事も参考に、ぜひご自身でも曲の分析や作曲をしてみてください!